地域包括医療を目指して
いすみ医療センター 病院長 姫野 雄司
国保国吉病院は昭和24年に国民健康保険直営診療施設として開設されました。当時は結核、伝染病との闘いであったと聞きます。現代の医療技術の進歩はめざましく変化しており、また、患者さんのニーズも多様化してまいりました。
夷隅郡市地域では、少子高齢化の進行とともに、都市部との格差が顕著になってまいりました。それゆえ医療、保健、福祉サービスの提供の充実が必要不可欠となりました。国保国吉病院では病気の予防、早期発見は勿論のこと、病気の急性期から亜急性期、慢性期(リハビリ期)介護期までかかわる包括した医療システムを目指してまいりました。
病院の老朽化、狭隘化により平成11年新病院改築マスタープランの作成にはじまり、平成21年2月1日「いすみ医療センター」として完成しました。いすみ医療センターは一般病床92床、感染症病床4床、療養病床48床という構成でスタートします。
併設(隣接)の介護老人保健施設シルバーハピネスと、在宅ケアを行なっている訪問看護室を加え、まさに急性期から介護期にいたるまで係わる地域包括ケアの拠点が完成しました。「いすみ医療センター」は、地域に支えられ、地域を支える医療施設でありたいと考えております。
限られた医療資源と厳しい財政の中にあって、今後の道のりは、決して平坦な道ではないと考えております。「いすみ医療センター」は地域になくてはならない病院でありたいと努力して参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。